定義

結論、理由、例、結論。順番を変えるだけで話は通じる。

「で、結論は?」と言われるのは、頭が悪いからではなく順番が悪いからです。話し手は体験した時系列の順で話すのが楽なのに、聞き手が欲しいのは結末とその意味。この構造のすれ違いを、結論、理由、例、もう一度結論という四つの箱の順番に固定するだけで解消するのがPREP法です。

最初の結論は、聞き手の頭に情報を置く棚を立てます。理由は太い一本に絞り、例は数字か場面で話を地面に降ろし、締めの結論には次の一手を足す。中身は何も足さず、順番を変えるだけで、同じ報告が30秒で終わり、聞き手はすぐ判断に移れる。行きの結論で棚を立て、帰りの結論で棚を閉じるのです。

報告は30秒の型で、悪い知らせほど結論から。メールは件名と最初の一行に結論を置きます。一方、雑談、愚痴への共感、謝罪の初手、子どもの土産話には型を使わない。相手が判断の材料を欲しいのか、時間と気持ちの共有を求めているのかで、型を出す場面と鞄にしまう場面を切り替えます。

この概念の論点

14節
  1. なぜ、話が長い人は最初から話すのか
  2. 型は四つ——結論・理由・例・結論
  3. なぜ、結論が先だと伝わるのか
  4. 理由は、一つに絞る
  5. 例が、話を着地させる
  6. 最後にもう一度、結論を置く
  7. 報告は、30秒の型で
  8. 会議と提案は、最初の一文で決まる
  9. メールは、件名と最初の一行で
  10. この型を、使ってはいけない場面
  11. 結論が、まだ出せないとき
  12. PREP法の、よくある間違い
  13. 明日、やる三つのこと
  14. まるごと実践——ある営業の一週間