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ルターのキリスト者の自由に匹敵する本

## ルターのキリスト者の自由に匹敵する本

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ジョン・ロック著「統治二論」

ルターの「キリスト者の自由」が宗教改革の火付け役となり、個人の信仰の自由を強く訴えたように、ロックの「統治二論」は17世紀後半のイギリスにおける名誉革命を正当化する理論的根拠を提供し、近代自由主義思想の形成に多大な影響を与えました。

「統治二論」は、当時の絶対王政を批判し、個人の自然権としての自由と平等、そして人民主権を主張します。ロックは、人間は生まれながらにして生命、自由、財産の権利を有しており、いかなる権力もこれらの権利を侵害することはできないと論じました。

また、政府は被治者の同意に基づいて設立されるべきであり、もし政府が人民の権利を侵害するような場合には、人民は抵抗する権利を持つと主張しました。この抵抗権の概念は、後のアメリカ独立革命やフランス革命にも大きな影響を与えました。

「統治二論」は、キリスト者の自由が宗教の領域における個人の自由を訴えたように、政治の領域における個人の自由と権利を強く主張した点で、「キリスト者の自由」に匹敵する歴史的名著と言えるでしょう。

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