リヴィウスのローマ建国史の選択
リウィウスの選択
リウィウスは、古代ローマの歴史家であり、その代表作『ローマ建国史』(Ab Urbe Condita Libri)は、ローマ建国から西暦9年のゲルマニアの敗北までを年代順に辿る壮大な叙事詩です。 全142巻からなるはずでしたが、現存するのは35巻のみです。
現存する書巻
現存する35巻は、以下の通りです。
* 第1巻から第10巻:ローマ建国から紀元前293年までの歴史を扱っています。
* 第21巻から第45巻:紀元前218年から紀元前167年までの第二次ポエニ戦争を含む時代を扱っています。
失われた書巻
リウィウスの『ローマ建国史』の残りの107巻は、中世初期に失われたと考えられています。 いくつかの断片は、他の古代の作家による引用や、写本の断片として残っています。
リウィウスの歴史観
リウィウスは、ローマの伝統的な価値観、特に愛国心、勇気、道徳を称賛しました。 彼の歴史観は、ローマの過去の栄光を称え、読者を鼓舞することを目的としていました。