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リヴィウスのローマ建国史の仕組み

## リヴィウスのローマ建国史の仕組み

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構成

リウィウスの『ローマ建国史』(Ab Urbe Condita Libri)は、ローマの建国から紀元前9年までの歴史を年代順に辿った書物です。当初は全142巻から成っていましたが、現存するのは35巻のみです。

* **現存する巻**:
* 1-10巻:ローマ建国から紀元前293年までの歴史
* 21-45巻:第二次ポエニ戦争(紀元前218-201年)を含む紀元前292年から紀元前201年までの歴史
* **散逸した巻**:
* 11-20巻:紀元前292年から紀元前219年までの歴史
* 46-142巻:紀元前201年から紀元前9年までの歴史

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史料

リウィウスは、ローマ建国史の記述にあたり、先行する歴史家たちの著作や公文書、碑文など、様々な史料を参照しました。 主要な史料は以下の通りです。

* **年代記**: 古代ローマの年代順の記録
* **元老院議事録**: 元老院の審議内容を記録した公文書
* **凱旋式の記録**: 凱旋式に関する記録
* **その他**: 個人の回顧録、伝記、詩歌など

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歴史観

リウィウスは、ローマ建国史を通じて、ローマの伝統的な価値観や道徳観を称賛しました。 彼の歴史観は、愛国心、忠誠心、勇気、質実剛健といったローマの美徳を強調するものでした。

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文体

リウィウスは、明快で流麗なラテン語でローマ建国史を記述しました。 彼の文体は、修辞法や劇的な描写を駆使したもので、読者を惹きつける魅力に溢れています。

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読書意欲が高いうちに読むと理解度が高まります。

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