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プラトンのメノンに匹敵する本

## プラトンのメノンに匹敵する本

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ソクラテスの弁明

著者はプラトン。「メノン」と同じく、ソクラテスの対話篇の一つです。ソクラテスがアテネの法廷で自身にかけられた訴訟内容である「青年を堕落させた」「国の神々を信じない」といった罪状に対し、自らの哲学的立場を雄弁に語り、弁明する様子が描かれています。

本書は、ソクラテスの思想、特に「無知の知」や「善く生きる」ことへの探求といったテーマについて深く理解する上で重要な作品です。また、当時のアテネの社会状況や裁判制度、そしてソクラテスに対する人々の評価を知る上でも貴重な資料となっています。

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国家

同じくプラトンによる著作。「メノン」よりもさらに長編の対話篇であり、理想的な国家のあり方について、ソクラテスと他の登場人物たちが多岐にわたるテーマについて議論を交わします。

本書では、正義、教育、政治体制、芸術、魂の構造など、古代ギリシャにおける重要な哲学的テーマが網羅的に扱われています。プラトンの思想体系全体を理解する上で欠かせない一冊と言えるでしょう。

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ニコマコス倫理学

古代ギリシャの哲学者アリストテレスによる倫理学の古典。「メノン」が徳とは何かという問いを中心に展開するのに対し、本書は人間の幸福(エウダイモニア)を究極目的とし、その実現のために必要な徳(アレテー)について詳細に論じています。

アリストテレスは、人間の理性に基づいた実践的な倫理を説き、勇気、節制、正義、知恵といった主要な徳目を定義し、その実践方法を具体的に示しました。彼の思想は、その後の西洋倫理学に多大な影響を与え、現代においても重要な示唆を与え続けています。

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