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ワイルドのサロメの企画書

## ワイルドのサロメの企画書

執筆開始時点:1891年

作者:オスカー・ワイルド

作品の形式:戯曲

言語:フランス語

舞台設定:古代ローマ支配下のユダヤ、ガリラヤ地方ヘロデ王の宮殿

登場人物:

* ヘロデ・アンティパス:ガリラヤとペレアの分封王
* ヘロディア:ヘロデの妻、サロメの母
* サロメ:ヘロディアの娘
* 預言者ヨカナーン(洗礼者ヨハネ):ヘロディアに投獄されている

あらすじ:

ヘロデ王の宮殿で催された宴の席上で、サロメは継父のヘロデから向けられる淫らな視線に嫌悪感を抱く。一方ヘロデは、サロメの美しさに心を奪われ、自分のものにすることばかりを考えていた。

サロメは、牢獄につながれている預言者ヨカナーンの姿を見たいと望む。ヨカナーンはヘロデとヘロディアの結婚を認めず、公然と非難していたため、ヘロディアの恨みを買って幽閉されていたのだ。

ヨカナーンは、サロメの美しさを「罪の娘」「バビロンの娼婦」と罵倒する。サロメはヨカナーンの言葉に逆上し、彼に激しい恋慕を抱くようになる。

サロメは、ヘロデに対して、ヨカナーンの首を銀の皿の上に乗せて自分にくれるならば、望みのものを何でも与えると約束させる。ヘロデはサロメの要求に驚き、ヨカナーンを生かしておくよう説得を試みるが、サロメの意思は固かった。

やむを得ずヘロデはサロメの願いを聞き入れ、ヨカナーンは処刑される。サロメは切断されたヨカナーンの首に口付けをし、その血に塗れた唇でヘロデに言い放つ。「私は今、あなたの口では決して許されなかったことをしました」。

ヘロデは恐怖と嫌悪のあまり、サロメを殺すよう命じるのだった。

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