ロックの寛容についての書簡の感性
ロックの寛容論における寛容の概念
ロックは、いかなる種類の「真理」も人間には到達不可能であるという立場から、信仰の自由を主張します。
国家と宗教の関係性
ロックは、国家の役割は市民の財産と身体を外敵や内乱から保護することにあるとし、個人の魂の救済を国家の権力で行うことはできないと説いています。
カトリック教会への批判
ロックは、当時のイングランドで国教とされていたイングランド国教会に対して寛容を求める一方で、ローマ教皇の権威を認めないカトリック教会に対しては、その教義が市民社会の秩序を乱す可能性を指摘し、寛容の対象外としています。