ルソーの学問芸術論の企画書
問題提起
ディドロらの『百科全書』刊行が進むなど、18世紀のヨーロッパでは啓蒙主義の潮流の中で学問と芸術が大きく発展しつつあった。しかし、はたしてこうした学問や芸術の発展は人々を幸福に導いているのだろうか。それとも逆に、人々の精神を堕落させ、社会を腐敗させているのだろうか。
本論の概要
本書は、ディジョン学芸院の懸賞論文のテーマ「学問・芸術の復興は風俗の浄化に貢献したか」に答える形で、学問と芸術の発展が人間にもたらす影響について考察するものである。
分析の視点
学問と芸術の発展が、人間の道徳や幸福、社会の秩序などにどのような影響を与えてきたのかを、歴史的な事例などを参照しながら具体的に分析する。
結論
本論では、学問と芸術の発展は必ずしも人間を幸福に導くものではなく、むしろ精神を腐敗させ、社会の秩序を乱すものであると主張する。
期待される効果
* 学問と芸術の功罪について、人々に改めて問い直す機会を提供する。
* 啓蒙主義の潮流に対するアンチテーゼを提示することで、より深い議論を喚起する。
* 人間の本性と社会のあり方について、新たな視点を提供する。