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リヴィウスのローマ建国史に匹敵する本

リヴィウスのローマ建国史に匹敵する本

古代ギリシャの歴史書

### ヘロドトス「歴史」

古代ギリシャの歴史家ヘロドトスによって書かれた「歴史」は、ペルシャ戦争とその前史を叙述した書物です。単なる戦争の記録ではなく、ギリシャ世界と周辺諸民族の地理、風俗、歴史、伝承などを織り交ぜた壮大な作品であり、「歴史の父」とも呼ばれるヘロドトスの代表作です。

### トゥキディデス「戦史」

アテネの将軍であり、歴史家でもあったトゥキディデスが著した「戦史」は、ペロポネソス戦争の原因と経過を記述した作品です。トゥキディデスは、本書において客観的な視点と厳密な史料批判を重視しており、その後の歴史学に大きな影響を与えました。「戦史」は、古代ギリシャの歴史書の中でも特に優れた作品として高く評価されています。

古代ローマの歴史書

### タキトゥス「年代記」「歴史」

ローマ帝国初期の歴史家タキトゥスは、「年代記」と「歴史」という二つの歴史書を著しました。「年代記」は、アウグストゥス帝の死からネロ帝の治世までを、「歴史」は、ネロ帝の死後の内乱からドミティアヌス帝の治世までを描いています。タキトゥスは、鋭い洞察力と簡潔な文体で、ローマ帝国の政治や社会の腐敗を描写しました。

### スエトニウス「ローマ皇帝伝」

スエトニウスは、ローマ帝国の伝記作家であり、「ローマ皇帝伝」は、カエサルからドミティアヌス帝までの12人の皇帝の生涯を、逸話などを交えながら描いた作品です。スエトニウスは、皇帝たちの性格や私生活を赤裸々に描写しており、当時のローマ社会を知る上での貴重な資料となっています。

これらの歴史書は、いずれも古代世界における重要な出来事や人物を描き、歴史学の発展に大きく貢献した作品です。リヴィウスの「ローマ建国史」と同様に、これらの作品は現代においても広く読まれ、歴史愛好家から専門家まで多くの人々に影響を与え続けています。

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