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ランケの世界史の構成

ランケの世界史の構成

構成

レオポルト・フォン・ランケの主著『世界史 Weltgeschichte』は、ランケの死後、遺稿を元に編纂され出版されたため、ランケ自身の構想とは異なる部分もあると考えられています。

内容

全10巻から構成され、古代オリエント世界から1655-1656年のピレネー条約締結と三十年戦争の終結までを取り扱っています。

* 第1巻・第2巻:古代史
* 第3巻・第4巻:ローマとゲルマン民族
* 第5巻・第6巻:イスラームと中世国家
* 第7巻:教皇権の最高潮と中世末期の文化
* 第8巻:宗教改革
* 第9巻:西欧諸国の対立とオスマン帝国
* 第10巻:三十年戦争とヨーロッパ世界の再編

未完成

ランケは当初、全12巻の構成で19世紀まで記述する予定でしたが、死去によりその構想は実現しませんでした。そのため、17世紀半ば以降の近代史部分は未完成となっています。

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