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ランケの世界史に匹敵する本

## ランケの世界史に匹敵する本

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世界の歴史(全12巻)

**著者:** トインビー
**出版年:** 1934年-1961年

イギリスの歴史家アーノルド・J・トインビーによる、文明の発生から現代までの歴史を壮大なスケールで描いた大著です。西洋中心史観を批判し、世界史を21の文明の興亡として捉え、独自の文明史観を展開したことが特徴です。膨大な史料に基づいた緻密な記述と、文明の盛衰を繰り返す歴史の必然性を見出そうとする壮大な視点は、多くの読者を魅了し、世界的なベストセラーとなりました。

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歴史の終わりと最後の男

**著者:** フランシス・フクヤマ
**出版年:** 1992年

アメリカの政治学者フランシス・フクヤマによる、冷戦終結後の世界を予言した書です。ヘーゲルの歴史哲学を基に、歴史はイデオロギーの対立を経て、最終的には自由民主主義という普遍的な理念に収斂していくと主張しました。冷戦終結直後の楽観的な時代背景と相まって、世界中で大きな反響を呼びましたが、その後の歴史の展開によって批判を受けることにもなりました。

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銃・病原菌・鉄

**著者:** ジャレド・ダイアモンド
**出版年:** 1997年

アメリカの進化生物学者ジャレド・ダイアモンドによる、人類史における文明の不平等を地理的要因から解き明かした書です。ユーラシア大陸が他の大陸よりも文明的に優位に立てた理由を、地理的な条件がもたらす作物の生産性、家畜化、病原菌の伝播などの要素から科学的に分析しました。従来の歴史観に一石を投じる斬新な視点と、明快な論理展開が評価され、ピューリッツァー賞を受賞するなど高い評価を受けています。

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