ユゴーのノートルダム・ド・パリの名前
ノートルダム・ド・パリ
12世紀に建設が始まり、14世紀に完成したゴシック建築の大聖堂。フランス、パリのシテ島に位置し、パリの母教会として、またフランスの歴史において重要な役割を果たしてきた。
ノートルダム
フランス語で「私たちの貴婦人」を意味し、聖母マリアを指す。ノートルダム大聖堂は、聖母マリアに捧げられた教会である。
クワジモド
主人公の一人である、ノートルダム大聖堂の鐘つき男。生まれつき背中にこぶがあり、顔も醜いため、人々から気味悪がられている。彼の名前は、フランス語で「復活祭後第一日曜日」を意味する「Quasimodo」に由来すると考えられる。これは、彼が捨て子としてノートルダム大聖堂の扉に置かれていたのが、復活祭後第一日曜日であったことに由来する。
エスメラルダ
物語のもう一人の主人公である、美しいジプシーの踊り子。 esmeralda はスペイン語で「エメラルド」を意味し、彼女の美しい緑色の瞳を表している。
フロロ
ノートルダム大聖堂の司祭で、クワジモドの後見人。禁欲的な生活を送っているが、エスメラルダに激しい恋心を抱き、それが悲劇へと繋がっていく。彼の名前は、ラテン語で「花」を意味する「flos」に由来する。
フェビュス
国王ルイ11世の弓兵隊の隊長で、エスメラルダに恋をするハンサムな騎士。彼の名前は、ギリシャ神話の太陽神アポロンの別名「フォイボス」に由来する。