フェルミの原子核物理学講義の評価
エンリコ・フェルミについて
フェルミは、20世紀を代表する物理学者の一人で、「原子炉の建設に成功した最初の人物」として知られています。理論物理学と実験物理学の両方に傑出した能力を発揮し、「最後の万能物理学者」とも呼ばれています。
講義録について
「フェルミの原子核物理学講義」は、1949年にシカゴ大学で行われた講義を、当時大学院生だったアンソニー・ジノッチが記録し、フェルミ自身が内容を確認した上で出版されたものです。
評価
原子核物理学の基礎を築いたフェルミ自身の講義をまとめた本書は、出版後70年以上経た現在もなお、原子核物理学を学ぶ上での古典として、世界中の研究者や学生に読まれ続けています。