ハイゼンベルクの現代物理学の思想を読んだ後に読むべき本
ミチオ・カク パラレルワールド
ハイゼンベルクの著作によって、量子力学の世界に足を踏み入れ、その奇妙で直感に反する概念に触れたあなたは、きっと更なる探求心をかき立てられていることでしょう。 「現代物理学の思想」では、相対性理論についても触れられていましたが、その深淵に触れるには、より分かりやすく、かつ最新の知見に基づいた書物が必要です。
そこでおすすめしたいのが、本書「パラレルワールド」です。 理論物理学者であるミチオ・カクは、複雑な数式をほとんど使わずに、宇宙の誕生から最新のコスモロジーまでを、平易な言葉で解説してくれる名解説者です。 本書では、相対性理論と量子力学を土台として、「本当に私たちの住む宇宙は唯一無二なのか？」という究極の問いに挑みます。
多元宇宙、ブレーンワールド、11次元といった、SF小説さながらの概念が、最新の物理学によって真剣に議論されていることにあなたはきっと驚愕するでしょう。 「現代物理学の思想」で芽生えた知的好奇心は、本書によって更に大きく育まれ、あなたを深遠な宇宙の謎へと誘ってくれるはずです。