## ダンテの新生の構成
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構成
「ダンテの新生」は、散文と韻文が交互に現れる独特の構成を持つ作品です。大きく分けて以下の3部で構成されています。
* **序文:** 作品が生まれるまでの経緯をダンテ自身が説明する部分。
* **韻文:** ダンテがベアトリーチェへの愛を歌った詩。
* **散文:** 韻文の内容を解説し、ダンテ自身の心情や当時のフィレンツェの状況などを語る部分。
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韻文の構造
韻文部分は、ソネットを中心とした計42章から成り立っています。ソネット以外の形式としては、カンツォーネと、カンツォーネを締めくくる短歌であるトルダが用いられています。
* **ソネット:** 14行からなる詩。
* **カンツォーネ:** 複数連からなる歌。
* **トルダ:** カンツォーネの最後の連。
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番号付け
「ダンテの新生」には、章や節を表す番号は振られていません。作品全体を通して、散文と韻文が交互に現れる構成となっています。