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スピノザのエチカからの学び

スピノザのエチカからの学び

神は無限であり、唯一の実体である

スピノザは、神を無限の属性を持つ唯一の実体と定義しました。属性とは、思考や延長といった、神の本質を構成するものです。神は無限であるため、すべてのものを内包し、それ以外の何者でもありません。

人間は神の様態である

人間を含むすべてのものは、神の様態として存在します。様態とは、神の属性における具体的な現れ方のことです。例えば、人間の心は神の属性である思考の様態であり、人間の身体は神の属性である延長の様態です。

感情は身体の作用と受容能力から生じる

スピノザは、人間の感情を身体の作用と受容能力の観点から説明しました。感情は、身体が外部からの影響を受けることで生じる変化によって引き起こされます。快い感情は身体の活動能力を高め、不快な感情は身体の活動能力を低下させます。

理性は感情を制御できる

スピノザは、理性は感情を理解し、制御する能力を持つとしました。感情の原因となるものを理性によって理解することで、感情に振り回されることなく、より自由に行動することができます。

最高の幸福は神への知的愛にある

スピノザにとって、最高の幸福は神への知的愛にありました。神への知的愛とは、神を理性によって理解し、その完全性に没頭することです。神への知的愛は、永遠に続くものであり、他のいかなるものにも依存しない真の幸福をもたらします。

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