サン・シモンの産業者の教理問答の構成
第一対話 生産者と怠惰者の対話
第一対話は、1819年12月から1820年1月にかけて書かれた部分で、資本家と労働者の区別を明確化していないものの、後のサン=シモン主義の萌芽が見られる部分です。
第二対話 過去の対話
第二対話は、1820年2月に書かれた部分で、フランス革命期における土地所有者の行動を批判し、産業階級による指導の必要性を説いています。
第三対話 未来の対話
第三対話は、1820年3月から4月にかけて書かれた部分で、産業主義に基づく未来社会の構想が語られます。
第四対話 フランス国民への呼びかけ
第四対話は、1820年5月に書かれた部分で、フランス国民に対し、産業主義の実現に向けて行動を起こすよう呼びかけています。
第五対話 意見
第五対話は、1821年5月に書かれた部分で、産業主義の原則に基づいた具体的な政策提言がなされています。