## アポロドロスのギリシア神話の構成
アポロドロスの『ギリシア神話』は、全3巻から構成され、ギリシア神話の創世記から英雄時代の終焉までを網羅的に記述した作品です。各巻の内容は以下の通りです。
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第1巻
第1巻は、天地創造からトロイア戦争の前史となる英雄たちの物語までが語られます。
まず、天地創造、神々の誕生、ティーターン神族との戦いが描かれます。続いて、プロメテウスによる火の盗み、パンドラの箱、デウカリオーンの洪水など、人類の起源と初期の神話も登場します。
その後、ギリシア神話を彩る英雄たちの物語が展開されます。ペルセウスとメドゥーサ、ベレロポーンとキマイラ、ヘラクレスの12の功業など、有名な神話が数多く含まれています。
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第2巻
第2巻の中心となるのは、イアソンとアルゴナウタイによる金羊毛皮の探索と、テーセウスの活躍です。
イアソンは、コルキスの王アイエテースが所有する金羊毛皮を求めて、ヘラクレスやオルペウスなど多くの英雄を従えてアルゴー船で冒険の旅に出ます。
テーセウスは、アテナイの王子として、ミノタウロス退治やアマゾーンとの戦いなど様々な武勇伝を残します。
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第3巻
第3巻では、トロイア戦争とその aftermath が描かれます。
パリスの審判に端を発するトロイア戦争は、アキレウスやヘクトル、オデュッセウスなど多くの英雄が登場し、壮絶な戦いが繰り広げられます。
戦争終結後、ギリシア軍の英雄たちは、それぞれ故郷への帰途につきます。オデュッセウスの長い放浪や、アガメムノンの帰還と悲劇的な死など、戦争後の英雄たちの運命も詳しく語られます。