Skip to content Skip to footer

ニーブールのローマ史の構成

ニーブールのローマ史の構成

第一巻

王政ローマと初期共和政の歴史を扱っています。
ローマの起源や建国神話から始まり、王政時代の制度や社会構造、そして共和政への移行と初期の政治的動乱などが詳しく叙述されています。

第二巻

共和政ローマの拡大と、その過程における政治・社会構造の変化に焦点を当てています。
サムニウム戦争やピュロス戦争など、イタリア半島におけるローマの覇権確立過程が描かれ、
プレブス(平民)の政治的権利拡大運動や、新たな社会問題の発生についても言及されています。

第三巻

ポエニ戦争とマケドニア戦争を中心とした、共和政ローマの地中海進出と、それに伴う国内の政治・社会の変容を扱っています。
ハンニバルとの死闘を描いた第二次ポエニ戦争や、マケドニア王国との戦いを経て、ローマが地中海世界の大国へと成長していく過程が詳細に描かれています。
また、領土拡大に伴う社会構造の変化、経済活動の活発化、そして政治腐敗の兆候など、後の共和政の危機を予感させるような変化についても言及されています。

第四巻(未完)

共和政末期の内乱と、カエサルによる独裁政治の開始までを扱う予定でしたが、ニーブールの死により未完に終わりました。
現存する部分では、グラックス兄弟の改革運動や、マリウスとスッラの内乱など、共和政ローマが末期的な混乱に陥っていく過程が描かれています。

Amazonで購入する

Leave a comment

0.0/5