デュマの王妃マルゴの関連著作
アレクサンドル・デュマによる小説「王妃マルゴ」
1845年から1846年にかけて連載された歴史小説です。シャルル9世の妹マルグリット・ド・ヴァロワ(マルゴ)と、フランス宗教戦争中の出来事を中心に描いています。小説は史実を基にしていますが、デュマはドラマ性やロマンス性を高めるためにフィクションを織り交ぜています。
「王妃マルゴの回想録」
マルグリット・ド・ヴァロワ自身が執筆した回想録です。1615年に出版され、自身の人生、宮廷生活、そして宗教戦争について記しています。マルゴは自身の行動を正当化し、敵対者を非難するために回想録を書いたとされており、歴史的資料としてだけでなく、文学作品としても評価されています。
ジュール・ミシュレによる「フランス史」
19世紀フランスの歴史家ジュール・ミシュレが著したフランス史です。全17巻からなる大著で、1833年から1890年にかけて出版されました。ミシュレは宗教戦争の時代を詳しく扱っており、マルゴを含む当時の重要人物たちについて独自の解釈を提示しています。