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ギボンのローマ帝国衰亡史の構成

ギボンのローマ帝国衰亡史の構成

第1章 – 第13章:アントニヌス帝時代末期から西ローマ帝国滅亡まで(180年 – 476年)

第1章から第13章までは、180年のマルクス・アウレリウス帝の死から476年のロムルス・アウグストゥルス廃位までの約300年間を扱っています。

* **第1章・第2章**: 2世紀のローマ帝国の繁栄と、その繁栄を支えた要因について論じています。特に、五賢帝時代の政治、軍事、社会、文化について詳しく解説しています。
* **第3章**: ローマ帝国の宗教について論じています。キリスト教の起源と発展、そしてローマ帝国におけるキリスト教徒に対する迫害について詳しく解説しています。
* **第4章 – 第14章**: 3世紀の軍人皇帝時代から5世紀の西ローマ帝国滅亡までの政治史が語られます。特に、コンスタンティヌス帝によるキリスト教公認、ゲルマン民族の侵入と定住、そしてローマ帝国の東西分裂といった重要な出来事について詳しく解説しています。

第14章 – 第38章:西ローマ帝国滅亡からユスティニアヌス1世の治世まで(476年 – 555年)

第14章から第38章までは、476年の西ローマ帝国滅亡から555年のユスティニアヌス1世の治世末期までの約80年間を扱っています。

* **第14章 – 第17章**: 西ローマ帝国滅亡後の西ヨーロッパ社会と、東ローマ帝国におけるキリスト教の教義論争、異民族の侵入、サーサーン朝ペルシャとの抗争について解説しています。
* **第18章 – 第20章**: アッティラ率いるフン族の侵入と、カタラウヌムの戦いをはじめとするフン族との戦いを描いています。
* **第21章 – 第32章**: 東ゴート族、ヴァンダル族、フランク族といったゲルマン民族の移動と王国建設、およびそれらと東ローマ帝国の関係について解説しています。
* **第33章 – 第38章**: ユスティニアヌス1世による西ローマ帝国再征服の試みと、その治世における法律、行政、宗教政策について詳しく解説しています。

第39章 – 第68章:イスラム帝国の勃興からオスマン帝国によるコンスタンティノープル征服まで(568年 – 1453年)

第39章から第68章までは、568年のランゴバルド族のイタリア侵入から1453年のオスマン帝国によるコンスタンティノープル征服までの約900年間を扱っています。

* **第39章 – 第44章**: 東ローマ帝国とサーサーン朝ペルシャの戦争、および預言者ムハンマドの登場とイスラム帝国の勃興について解説しています。
* **第45章 – 第52章**: イスラム帝国によるシリア、エジプト、北アフリカ征服と、東ローマ帝国への侵攻について詳しく解説しています。
* **第53章 – 第61章**: 東ローマ帝国の社会、政治、文化、宗教について解説し、その衰退と回復、そして十字軍との関係について論じています。
* **第62章 – 第68章**: セルジューク朝、モンゴル帝国、オスマン帝国といった新たな勢力の台頭と、それらによる東ローマ帝国への圧力の高まりについて解説しています。そして、1453年のコンスタンティノープル陥落によって、1000年以上続いたローマ帝国の歴史が完全に幕を閉じるまでを描いています。

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