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カエサルのガリア戦記の話法

カエサルのガリア戦記の話法

一人称視点と三人称視点

「ガリア戦記」では、カエサル自身が記述しているため、基本的には一人称視点で書かれています。特に、カエサル自身の行動や発言、思考について記述する際には「私(ego)」という一人称代名詞を用いています。

「我々」という表現の使用

「私(ego)」という一人称単数形だけでなく、「我々(nos)」という一人称複数形も頻繁に登場します。これは、カエサルが自身だけでなく、共に戦ったローマ軍全体を代表して記述していることを示しています。

間接話法と自由間接話法

「ガリア戦記」では、登場人物の言葉を引用する際に、間接話法が主に用いられています。これは、登場人物の言葉をカエサルの視点から客観的に再構成して記述する方法です。一方、登場人物の心情や思考をより生き生きと描写するために、自由間接話法も部分的に用いられています。

歴史的現在

「ガリア戦記」では、過去の出来事を現在形を用いて記述することがあります。これは、歴史的現在と呼ばれる表現技法であり、過去の出来事をより臨場感を持って読者に伝える効果があります。

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